『イエイツ童話集・グレイヴズ童話集 (世界童話大系 ; 8 愛蘭篇)』(世界童話大系刊行会)

2018年6月21日

国立国会図書館が提供している図書館向けデジタル化資料送信サービスを使って閲覧してきました。

お目当てはグレイヴズ童話集。

アルフレッド・パーシヴァル・グレイヴズ (Alfred Perceval Graves, 1846-1931), The Irish fairy book. (1909) を訳したのだと思います。収録されている作品から考えて、なので確証はありませんが……この中から選択したのかな。

Project Gutenbergにある、The Irish Fairy Book by Alfred Perceval Graves and George Denhamで読むこともできますね。

元の本はInternet Archiveで公開されているようです。
https://archive.org/details/irishfairybook00gravrich

時間がなくて「グレイヴズ童話集」全部は読めませんでしたが、

  • フインの入來(THE COMING OF FINN, Standish James O’Grady)
  • マーヘヴナのクフーリン(CUCHULAIN OF MUIRTHEMNE, Lady Gregory)
  • クフーリンの幼年時代(THE BOYHOOD OF CUCHULAIN, Standish James O’Grady)

の邦訳って他にあるんですかね?

「フインの入来」についてはまあ、知っている流れだったのですが、「クフーリンの幼年時代」(スタンディッシュ・オグレディ)を読んでいた時に、セタンタの父親のスアルティウが気が狂れて砦の静かなところに閉じ込められていたのには驚いた。いったい何があったんだろう。「マーヘヴナのクフーリン」は、グレゴリー夫人が書いたものの一部だけ入っているようです。

他には、アルフレッド・テニスンの「メイルヂユーンの航海」や、オシアン詩からとったらしい「不老國に行つて來たアシーンの話」も入っています。

グレイヴズ童話集は1925年に『世界童話大系. 第8巻(愛蘭篇)』として出たのが最初でしょうか。それ以降レディ・グレゴリーのアイルランド神話関係の作品で邦訳されたものはデァドラ精選シリーズ以外で見たことが無い。……探し足りないのだろうか。

スタンディッシュ・オグレディに関しては見たことがないな……。