『マビノギオン』にあるおかしな話

2017年11月4日

唐突ですが私は小学校のころから『らんま1/2』が大好きでした。
らんまっていったらまずアレ、水を被ると女になっちゃうフザけた体質、です。
そして、お湯を被ると男に戻る。

なんていうか、時代を先取りしすぎてるようなネタを原作がポンポンやってくるのがスゴいですよね。

らんまを読んでいたら、ウェールズの『マビノギオン』の中にもスゲェ……って感じのエピソードが有るんだよなあっていうのを思い出しました。

動物に変身させられるギルヴァェスウイとグウィディオン

『マビノーギ』研究(4) : 「マソヌウイの息子マース」の物語をめぐって からその部分を引用。

マースは手元にやってきた二人を、魔法の杖で打ち、そのふるまいにふさわしく、獣の姿に変えてしまった。すなわちギルヴァェスウイは雌鹿に、グウィディオンは雄鹿の姿になって、森で暮らすことになり、二人は互いに番いとなって、若い子鹿を生むことになったのである。マースは一年後、宮廷に戻ってきた二人から、この子鹿を受けとると、人間の子どもの姿に戻し、洗礼をほどこして育てさせることにした。

『マビノーギ』研究(4) : 「マソヌウイの息子マース」の物語をめぐって

二人は二年目、豚の番いとして子を一人生み、三年目は狼の番いとして子を一人生み、ようやく人間の姿に戻されます。子供たちは3人共洗礼を受けて引き取られてます。

なんていうか、スッゲェな!

原因は、マソヌウイの息子マースは特殊で、戦いに出向いているとき以外は乙女の膝の上に両足を乗せて居ないと生きられない運命だったこと。
その両足を乗せる役目をしていた乙女ゴイウィンへの恋煩いでやつれ果てていたギルヴァェスウイを見かねたグウィディオンが、マースが乙女の膝に両足を乗せていなくてもよい状態(=戦時)になるように画策し、募る思いを強引に遂げたギルヴァェスウイのせいで、ゴイウィンが乙女ではなくなったこと。

で、その罰としてギルヴァェスウイとグウィディオンの兄弟は、三年の間、獣の番いとして過ごしていたんだけれども……。

自分が語彙力がないのはわかっているんですが、これ、初めて読んだとき、こんなエピソードがさらって出て来ることに衝撃を受けた。

あと、スェウ・スァウ・ゲフェスが死ぬ条件とかも言葉にするといったい普通に生きててどうやってその状況になるのかわからないような高難易度ですごかった。

マビノギオン、是非、読もう。面白いです。

おすすめ
Profile
avatar-image
櫟野もり(Ichino Mori)

ゲームばかりしながらアイルランド神話関係の雑記を書いたりしている。
今やってるのは「FGO」と「FF15」。

ブログのことで何かあればtwitterまでどうぞ!